鹿児島空港近く(鹿児島県霧島市)で撮影されました

MBCスクープ投稿にいただいた、飛行機と虹のきれいな写真です。撮影者はペンネーム「ジャスミン」さんで、10月21日(月)午後2時前に撮影したそうです。

写真では、ひときわ明るい主虹(しゅにじ/しゅこう)だけでなく、色の向きが逆の副虹(ふくにじ/ふくこう)が見られ、その主虹と副虹の間を飛行機が離陸するかのように写っています。主虹だけでなく副虹も見られるのはラッキーですし、それだけでなく、主虹が地面を覆うように直線的に広がっているのも珍しい現象です。普段は半円状に見える虹がどうして地面スレスレになったのでしょうか?

原因は太陽の高度(太陽の高さ)

虹は太陽光線に対して、およそ42°の角度で発生します。例えば、雨上がりの夕方、夕日の反対側の東の空に虹が出る時には、太陽の高度が低いため背の高い虹ができます。

朝や夕方見える虹は背が高い

しかし撮影時刻が真昼だったこのケースでは、太陽の高度が高いため、逆に背の低い虹が見られました。(屈折する角度の関係上、虹は低くなる)

昼の太陽は高度が高いため、背の低い虹になる