鹿児島の菓子文化の発展を祈願する「かるかん奉納祭」が鹿児島市の神社で開かれました。
かるかんは自然薯などで作る鹿児島の和菓子です。原料となる米粉や白砂糖は薩摩藩主の島津斉彬の集成館事業をきっかけに大量生産が可能になりました。
島津家がまつられている鹿児島市の仙巌園横にある鶴嶺神社では毎年、自然薯が旬を迎える10月から11月に合わせて「かるかん奉納祭」が開かれています。22日は県内にある23の菓子製造会社のかるかんなどが奉納されたあと、仙巌園でふるまわれました。
(観光客)
「甘くて柔らかくておいしい」
(鹿児島県菓子工業組合 岩田英明理事長)
「鹿児島におけるかるかんの地位をさらに確立するためにも、業界一丸となっておいしい菓子作りにまい進して参りたい」
天然の自然薯は鳥獣被害などで10年ほど前から不足していて、現在は県内産や全国で栽培されたものも使っているということです。














