去年、自宅でムカデにしょっちゅう遭遇して困ったという記者(岡山市在住)が「今年は少ない」という印象を持ったといいます。今年、ムカデは少ないのでしょうか。

害虫駆除に詳しい、東洋産業の大野竜徳さんに聞いてみましょう。

RSKスタッフが自宅で発見したムカデを個人的な興味から採寸しています①

ームカデが少ないと感じている人がいます。少ない理由は何でしょうか。

(大野さん)
「一つの考えではありますけれど、原因はいくつか考えられますが、虫の発生数は親の数、温度、水、エサなどののバランスによって保たれています」

「例えばカメムシの場合は、花粉症の原因になるようなスギなどの樹木の花などが多いと、発生数が爆発的に増えます…のような。ムカデの場合は肉食で、極端な低温は苦手で、湿った場所を好みます」

「今年は春先から暖かく、ムカデも動き回っていましたが、今年は昨年よりも降水量が少なく、子ムカデが元気に動き回る時期である夏場に、乾燥して餌になる生き物(ミミズのような大きな餌になる生き物)が少し元気がなかったのかもしれません」

ー餌が少なく乾燥するとムカデの数は減るんですね。

(大野竜徳さん)
「住む場所と餌がなくて、共食いしてしまったりもしますので。あくまで一因ですが」

RSKスタッフが自宅で発見したムカデを個人的な興味から採寸しています②