岩手山の噴火警戒レベル引き上げに伴う風評被害を軽減しようと、周辺の4つの市と町は21日、報道機関に情報発信に関する要望を行いました。

要望書を提出したのは岩手山の山麓にある滝沢市と八幡平市、雫石町、登山客らが多く宿泊する盛岡市の4つの市と町です。
気象庁が2日に岩手山の噴火警戒レベルを1から2に引き上げたことに伴い、すべての登山道が入山禁止となりました。
レベル2は火口からおおむね2キロメートル以内に影響が及ぶ噴火の発生を想定しているのに対して、安全とされている麓の宿泊施設やレジャー施設でキャンセルや問い合わせが相次ぐなど、風評被害が起きているということです。

このため、4市町は観光客に安心して訪れてもらうために、周辺の観光業への影響に配慮した報道を行うよう求めています。