68人が死亡した中越地震の発生から23日で20年となります。
記憶と教訓をどう繋いでいくか考えるフォーラムが新潟県長岡市で開かれました。

星野知子さん
「生活の面 そして心の面では20年経っても、まだまだ本当の意味で復興できていないという人がたくさんいらっしゃるというのも、よく分かります」

フォーラムには新潟県長岡市出身の女優・星野知子さんらが招かれ、集まった130人を前にふるさとへの思いを語りました。
このあと、各分野の代表が20年の節目以降、地震を知らない世代へどう記憶や教訓を繋いでいくか議論しました。

山古志闘牛会 松井富栄代表
「共感して一緒にやってもらえるんであれば、もう山古志に住んでいるとか住んでいないとか、そういうのは関係なく、一緒に山古志をこれからつくってくれる人と一緒に、これからの角突きをしようっていうのを考えて」

中越防災安全推進機構 赤塚雅之マネージャー
「“怖がらせる防災”ではなく、『これから、まだこういう可能性があるんだよ』『こういうことが起こり得るんだよ』ということを、しっかり子どもたちと一緒に考えてもらう。そこに私たちは軸足をおいていきたい」

この20年の取り組みを語りながら、未来へつなぐアイデアを考えていきました。
今月23日には被災各地で式典やイベントが開催される予定です。