政権選択の衆議院選挙まで、あと9日です。激戦区の「東京7区」では、自民党の裏金事件をめぐり、比例復活の道を閉ざされたあの候補が涙の訴え。野党候補は攻勢を強めています。
東京都庁からほど近い、渋谷区の商店街。地元の人たちと握手を交わすのは、参議院から鞍替えし、今回、東京7区から立候補した自民党の丸川珠代元オリンピック担当大臣です。
日比麻音子キャスター
「きょうは応援に安倍昭恵夫人も駆けつけています」
安倍昭恵さん
「今回の選挙、大変厳しい中、主人(故・安倍元総理)と一緒に応援をしてまわりたい」
丸川氏が『政治の師』と仰ぐ安倍元総理の妻・昭恵さんの横で語ったのは…
自民党 丸川珠代 候補
「未来に希望が持てる日本にしてくださったのは、安倍先生だと思います。ほんとに…。政治資金問題で本当にご不信を大きく招いた事に心からお詫びを申し上げたいと思います。私自身に個人の口座での資金の管理や、あるいは使途不明金というものはありません」
派閥の裏金事件では、822万円の収支報告書への不記載が明らかとなった丸川氏。
自民党 丸川珠代 候補
「正しい道を行く者が正しい道を進める政治を、そういう思いで天におられる安倍先生に…」
今回の選挙では党の公認は得られたものの、比例復活の道は閉ざされています。
自民党 丸川珠代 候補
「(Q.今回、訴えたいことは?)頑張ります!」
一方、野党候補はこの政治とカネの問題を争点に攻勢を強めています。
立憲民主党 松尾明弘 候補
「自民党の選挙公約の一丁目一番地が『ルールを守る』と、これ当たり前じゃないですか。なんで国会議員が、国政政党がそんなこと改めて言うのかと」
立憲民主党から立候補する松尾明弘元衆院議員は現役の弁護士。法律の知識を武器に、裏金事件を追及します。
立憲民主党 松尾明弘 候補
「私から言わせれば、刑務所に落ちるかどうかの塀の上を歩いている人たちなんですよ。落ちた瞬間に有罪だし、公民権停止ですから。そういった人たちを何で公認して選挙に出すんだろうというのは、不思議…」
自民党の裏金事件を追及する一方で、それだけでは票には結びつかないとも話します。
立憲民主党 松尾明弘 候補
「裏金の話をするのは、私は序盤戦だけだと思うし、序盤戦だけにしたいとも思っていますね。(Q.どういった政策を進めていきたいか?)最優先としては所得を上げる、手取りの給料を上げることをしなければいけない。一番目の前にあって簡単なのは労働者派遣法を変えること」
街を練り歩き支援を訴えるのは、日本維新の会から立候補する小野泰輔前衆院議員。「打倒・自公政権」を訴えます。すると、こんな一幕が。
自民区議
「『裏金』って呼ばないでください。裏金じゃないんで」
日本維新の会 小野泰輔 候補
「裏金だよ!そんなんでごまかしたりして、全然ダメです」
地元の自民党区議会議員と一触即発の場面も。
日本維新の会 小野泰輔 候補
「(Q.今回の選挙で最も訴えたいことは?)やっぱり、自公過半数割れ。それをしないと日本の政治は変わらない。裏金の話も、当然、国民の皆さんの判断の材料としては考えることですよね。(Q.始まったばかりですが、手応えは?)関心は、やはり皆さん高いんじゃないかと。安倍一強時代の時には勝負は決まってるんでしょうけど」
また、参政党の石川友梨香氏も立候補しています。
参政党 石川友梨香 候補
「税金の出る分が減れば、皆さんは生活にゆとりが出て、もっと子育てがしやすくなるし、結婚もしやすくなると思うんですよ」
訴えるのは、消費税減税や社会保障の最適化です。
参政党 石川友梨香 候補
「今、政府がやっていることは、集めて配る、集めてちょっとだけ配る。そんな手間をかけるくらいだったら、出費を抑えるべきだと思うんですよ」
本来の政策論争が影をひそめる東京7区。有権者の信頼を勝ち取るのはどの候補となるのでしょうか。
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