ハンセン病に対する差別や偏見の解消などに向けたシンポジウムが18日、那覇市で開かれました。


「第1回沖縄県ハンセン病問題シンポジウム」は県民がハンセン病について考える機会をつくり回復者や家族の名誉を回復することなどを目指しています。

ハンセン病の回復者やその家族らが、国の誤った政策によって差別を受けた経験などを語り、当事者が安心して暮らせる社会の実現について話し合われました。


▽ハンセン病回復者・平良仁雄さん
「多くの私たちの仲間が地域の医療機関・各市町村役場窓口に行くにも、躊躇、地域の支援サービスも受けられずに生きているのが現状です」

平良さんは、当事者の高齢化が進んでいることから、今なお当事者が直面する問題の解決を早期に行う必要性も訴えました。