全国で「マイコプラズマ肺炎」の患者数が増えています。
子どもに多くみられ、咳が長引くなどの特徴がある「マイコプラズマ肺炎」。医師に注意点を聞きました。

子どもに多くみられる感染症の「マイコプラズマ肺炎」。

感染すると、まず、発熱や倦怠感、頭痛、のどの痛みなど風邪に似た症状が出て、それらの症状が治まった頃に乾いた咳が長く続きます。

重症化すると肺炎になったり、心筋炎や髄膜炎などの合併症を引き起こしたりするおそれもあります。

全国では「マイコプラズマ肺炎」の患者数が2週連続で過去最多を更新。
県内でも、ここ2、3年の同じ時期と比べて患者数が増えています。

(たんぽぽ小児科 山崎俊輔院長)
「幼児から学童、5歳から12歳ぐらいが多いのではないかとみられている。コロナ感染症で皆さんが感染を防御して、その数年後に5類になって感染の防御をやめて、人との接触が多くなったために増えたのではないか」

たんぽぽ小児科の山崎俊輔院長は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染や接触感染が主な感染ルートであるため、基本的な感染対策が有効だと話します。

(たんぽぽ小児科 山崎俊輔院長)
「手洗い、うがいを気をつけるとか、栄養をとって睡眠をとることと、咳チケット。咳をする人はマスクをするといったことを気をつけるといい」

また、県内ではインフルエンザの患者も増加。

今月13日までの1週間に県内58の医療機関で確認された感染者数は106人、1医療機関あたりでは1.83人と流行開始の目安を超えました。

この時期になると、さまざまな感染症が流行してきますが、県内ではほかにも、通常、夏に流行する手足口病の患者数も増加傾向だということです。

感染対策に気をつけていきたいものです。