元日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市から高松市に避難している伝統工芸士の男性がいます。
輪島塗に装飾を施す蒔絵師で、ふるさとの伝統を守りたいと作品をつくり続けています。香川県の伝統工芸品、香川漆器に輪島塗の「蒔絵」が施され生まれた作品。

能登半島地震をきっかけに高松市に避難している輪島塗職人、和宗貴徳さんが手がけました。きょう(17日)から市内で始まった展示会で、初めて披露されました。
(和宗貴徳さん)
「出発ですね。いま自分がここでできることをやるのが、復興につながると信じています」
地震がおきた元日は、高松市にある妻の実家に帰省していたといいます。輪島市の自宅に戻れたのは、約1週間が経ってからでした。
(和宗貴徳さん)
「1月7日だったと思いますが輪島市に帰省しました。家の基礎が動いていたり、地面も何段にも分かれて川の方に向かって動いているのが見えたり」














