ゲームとはいえ、リズムに合わせて太鼓を叩くことで、考えながら体を動かすことになり、認知症予防にもつながると考えたのは、三条市の上田泰成副市長です。

「どこの自治体も高齢化率は深刻。社会とのつながりが希薄して認知症などにつながってくることがあるので、ここで1つ、“eスポーツ”を軸にした新しいモデルケースを三条市で作って…」
参加者はeスポーツを通して、自らを要介護状態から遠ざける『介護予防』に楽しみながら取り組んでいました。

― お上手にできていましたよ!
【90歳】
「いやいや上手になんてできっこない!」
「またやりたい。大体なんでも好奇心強いから」
【86歳】
「いかに音感がないかよく分かります。でも、汗かいて、体の体操にはバカいかったです(とっても良かったです)」

優秀な成績を収めたということで、最後は参加者全員に表彰状が手渡されました。

【三条市上田泰成副市長】
「皆さん清々しいというか、楽しそうにやられているところもすごく印象的に残りました。ゆくゆくは自治体同士のeスポーツの対抗戦みたいなものを模索できれば」
今後『eスポーツ』が、シニア世代の“健康寿命延伸のカギ”になるかもしれません。