『新潟県中越地震』が発生したのは2004年10月23日。
20年の節目に、当時の出来事を振り返ります。
中越地震 20の記憶
最大震度7となったこの地震は、営業運転中の新幹線で初めとなる“脱線”を引き起こしました。
しかし発生当日には全貌が分からず、目を疑うような映像は翌朝に飛び込んできました。


乗客・乗員にけがはなかったものの、1964年の東海道新幹線開通以来40年を迎えていた新幹線の歴史上、営業運転では初めて“脱線”をしていたのです。

【当時のJR保線課長 保坂道夫さん】
「もっとすごい状態を想定していました。車両が傾いた状態で止まっているということは“脱線”なので、『あれで良く済んだな』というのが素直な印象でしたね」

余震の続く中で進められる復旧作業…。
その間の首都圏へのアクセスは飛行機に委ねられました。

『安全神話の崩壊』とも言われたものの、地震の中で新幹線は横転せずにけが人もでなかったことから当時、“安全神話が実証された”とも評価されました。















