普段から利用できて、災害時にも役に立つ「フェーズフリー」という新しい視点で物やサービスを評価する表彰式が行われました。

「フェーズフリー」とは、「平常時」と、災害などが発生した「非常時」を分けずに、「普段から利用できて、災害時にも役に立つ」という新しい考え方です。

その視点で物やサービスを評価する「第2回フェーズフリーアワード」の表彰式がきょう、東京都内で行われました。

「アイデア部門」は、大学のキャンパスを授業がない週末などに開放して、近隣の人がキャンプを楽しめるようにし、災害の時にはテントで過ごす避難所へとスムーズに切り替える法政大学のアイデアが金賞を受賞しました。

「事業部門」では、ごみ処理施設をイベントやスポーツなどの「人々が集まる場」として活用し、災害が起きた時には使い慣れた避難所とする愛媛県今治市などの取り組みが、金賞を受賞しました。

主催者は、「フェーズフリーの考え方を広げる原点にしたい」と話しています。