ノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことについて、漫画「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんの妻・ミサヨさんは「心から喜んでいる」と語りました。
原爆投下後の広島でたくましく生き抜いた少年を描いた漫画「はだしのゲン」。作者の中沢啓治さんは6歳のときに広島で被爆しました。
啓治さんは12年前に亡くなりましたが、妻のミサヨさんは、ノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことを受けて、「被爆者の気持ちが伝わった」と語りました。
中沢啓治さんの妻・ミサヨさん
「本当やっと、やっともらえたというか、本当に努力。皆さんが被爆の実態をなんとか知らせたいという、一人でも多くの人に知ってもらいたいという思いがありますでしょ」
また、ミサヨさんは、啓治さんもずっと苦しみながら、真実を伝えようという気持ちを持っていて、日本被団協と同じ思いだったと話しました。
中沢啓治さんの妻・ミサヨさん
「主人はもう本当に若い時から、絶対核兵器は廃絶しかない。こんな恐ろしいもの2度と作っちゃいけないという思いはありましたからね。それをずっと被団協の人は何十年やっていらっしゃるでしょ。世界に訴えてる。心から、本当に心から喜んでいます。おめでとうって言いたいです」
「はだしのゲン」をめぐっては2023年、広島市教育委員会が、小学生の平和教材から削除することを決定し、波紋を呼びました。
一方で今年8月、作者の中沢啓治さんがアメリカの「漫画界のアカデミー賞」とも呼ばれる「アイズナー賞」で殿堂入りしました。
「はだしのゲン」は英語やロシア語など20か国以上の言語に翻訳されており、今も原爆の本質を伝える作品として、世界の人々に読み継がれています。
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