ルートの選定は適切だったのか?「市としてはやむを得ないと考えて判断」

 市は詳細な地質調査はしていないとしながらも、最新の工法で液状化に対応できるとしています。果たしてルートの選定は適切だったのか、市の担当者に話を聞きました。

 (高砂市都市創造部 井上陽介部長)「高砂町付近は住民や企業地域が密集しており、PCB盛り立て地を回避し、住宅地を選ぶルートを設定することについては、市としてはやむを得ないと考えて判断したところでございます」

 今後の事業計画の進め方については…

 (高砂市都市創造部 井上陽介部長)「自治会の説明会を要望されている所もございますので、そこで膝を付き合わせて顔を見て、丁寧な説明でどういったことができるか、そういう意見を聞いて進めていきたいと考えています」

 慢性的な混雑緩和の切り札として期待も大きい播磨臨海地域道路。周辺住民に対して、引き続き丁寧な説明が求められます。
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 (百々雅夫さん)「我々には関係ないんやと。我々が生きている間はまず大丈夫やろうと。環境が変わらへんのはようわかっていると。だけども我々の世代で孫や将来の子どもたちの未来に負の遺産を残してどないするんやと。そういうわけにはいかへんから俺らは頑張るんや」