都内にあるクリニックでは…

女の子(9)の母親
「ちょっと、ひどくなっている感じがして」

熱はないものの、咳がとまらないという9歳の女の子。検査をしてみると、マイコプラズマの感染が確認されました。

女の子(9)の母親
「寝ているときに咳こんでいて、ゴホゴホ聞こえていたので心配だった。学校では?」
マイコプラズマに感染した女の子(9)
「意外と休んでいる人多い。風邪の子もいるけど、ほぼマイコプラズマだと思う」

主に子どもに感染しやすい「マイコプラズマ」。

発熱や長引く咳が特徴で、国立感染症研究所によりますと、全国およそ500の医療機関で先月29日までの1週間に報告された「マイコプラズマ肺炎」の患者が5週連続で増加したということです。

1医療機関あたりの患者数も1.64人と、現在の方法で統計を始めた1999年以来、最も多くなっています。

先ほどの病院でも。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「白っぽさがモヤモヤしている感じ。これが肺炎をおこしてきている。マイコプラズマの肺炎ですね。呼吸困難で酸素が必要なほどではないから軽い肺炎」

クリニックでは6月中旬からマイコプラズマ感染症の患者がみられはじめ、先週は今年最も多い27人の感染が確認されました。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「通常秋から冬にかけて流行すると言われている。(寒くなって)換気がしにくくなり、流行が続くことが考えられる。(陽性者のうち)約10%がマイコプラズマ肺炎と診断される。咳が出ている方はぜひマスクをして、学校生活や通常の生活をしていただきたい」