震源域西側で「大きな地震の発生に注意」

平松教授は、元日の地震でひずみや断層を動かす力が大きくなっていて、特に震源域の東側と西側で影響が大きいと分析しています。そのうえで、今回は震源域西側の海域で元日の地震に誘発される形で地震活動が活発になっていて、今後「大きな地震の発生に注意が必要だ」としました。

さらに邑知潟断層帯や、金沢市中心部の直下を走る森本・富樫断層帯、また富山県の砺波平野断層帯などの主要な活断層でも同じようにひずみが大きくなっているとして、今後、強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。

気象庁は地震が発生した場所について、地域ごとに「震央地名」を設けていて、石川県の沿岸では、志賀町付近から珠洲市付近にかけての沖合は「能登半島沖」、羽咋市付近より南側は「石川県西方沖」としています。

気象庁が情報発表に用いる震央地名の地図(気象庁HPより)