ことし上半期に富山県内で倒産した企業の数は28件と、過去20年間で最も少ない件数だったことがわかりました。

東京商工リサーチによりますと、ことし4月から9月までの半年間に県内で倒産した企業の数は28件と、去年の同じ時期から16件減り、過去20年間でもっとも少なくなりました。

一方で負債総額は48億100万円にのぼり、去年の同じ時期より1億2400万円増加しました。大型倒産が続いたことによるものとみられます。

原因別では販売不振が27件でうち能登半島地震関連の倒産が1件含まれています。

原材料やエネルギー価格の上昇に加え、人手不足で事業継承が困難になった企業が多く、今後もコロナ禍で債務を抱えた企業を中心に倒産が増えるとみられます。