
夕暮れが迫っても千葉さんの創作活動は続けられていました。いつもは作品を完成させてからタイトルを付ける千葉さん。今回は完成を前に思いついたようです。
(千葉幸子さん)
「タイトルできました。(できました?)はい、『盛岡の広い空の下に』」
はす向かいに立つ平船精肉店はローストチキンが名物の老舗です。5年前、後継者のいなかった創業者から竹林誠さんが事業承継して自慢の味を今につなげています。
(平船精肉店 竹林誠さん)
「すごいですね。2日間で仕上げるということで楽しみです。バスセンターも新たにスタートして2年後にmonakaのビルができるということで、色んな人が集まる場所に生まれ変わるということで楽しみですね」
2日がかりで千葉さんの作品が完成しました。「盛岡の広い空の下に」。地域のシンボルツリーでもあるシダレカツラを中央にヤマブドウやセキレイなど盛岡らしい自然が優しいタッチで描かれました。
(千葉幸子さん)
「少しの時間ですけども、通るときに普段の日常と違う景色を楽しんでいただけたらと思います」
ホットライン肴町と国道106号に面した仮囲いも、裸参りやチャグチャグ馬コなど地域の祭りをモチーフにしたイラストで彩られました。盛岡らしさで覆われた工事現場。新しい盛岡の景色を創り出す工事はいよいよ9月末から本格的に動き出します。