老朽化待ったなし「首都高」「橋」「トンネル」 専門家「徹底的にサポートを」
そして鉄道に限らず、多くのインフラが転機を迎えつつあります。
例えば1962 年に開通した「首都高速道路」。
老朽化が懸念される建設後50年以上経過した路線が3割を越え、補修作業が不可欠です。

全国を見渡しても、建設後50年以上経過した「橋」は37%、「トンネル」は25%と、こちらも老朽化対策は待ったなしです。
日本社会の成長を支えたインフラが迎える危機的状況を、柳瀬教授は…
東京科学大学 柳瀬博一 教授
「(経済)成長の仕方が1980年ぐらいまでと根本的に違う。今、ポスト・インフラの時代になって、新しいインフラを整備する段階から、今ある橋やトンネルといった既存インフラを徹底的にサポートし直す。スピード(の追求)以上に重要」
70年代、こんな交通標語がありました。

「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く」
今、改めて速さばかりを追い求める時代ではないのかもしれません。
(「サンデーモーニング」2024年10月6日放送より)














