○○○教室や○○屋を併設…銀行の新たな取り組みとは?
南波キャスター:
銀行の窓口業務といえば何があるか、リストに挙げてみました。

●口座開設/解約
●届出内容の変更(住所・氏名・暗証番号など)
●住宅ローン借り入れ
●相続手続き
これらはもともと窓口でしかできなかった業務ですが、今では窓口に行くことなく、インターネットバンキングなどでも手続きできる銀行が増えているようです。
とはいえ、窓口が減っても窓口しか使わないという方もいますし、窓口がなくなってしまうとそれはそれで不便だということで、「銀行に来てもらおう」という新たな取り組みをしている銀行も増えています。

主に地方銀行なのですが、まず一つ目は、山口銀行の徳山西支店です。2020年に相談窓口を縮小した際、英会話教室を併設しました。1階の半分が銀行のスペースで、もう半分が英会話教室のスペースだということです。
送り迎えの際、住宅ローンや子どもの保険の見直しなどを“ついで相談”する人もいるといいます。英会話教室はもともと取引先だったそうですが、銀行側からアプローチをして銀行内に入ってもらったということです。

また、北九州銀行の八幡中央支店では、パン屋を併設しています。おしゃれな見た目ですが、パン屋を併設するにあたって、銀行の外観・内観もリニューアルしたそうです。
ATMや相談窓口と同じスペースにパン屋があるため、パンを食べながら投資相談する人もいるということでした。非常に重大な決断ではありますが、おいしいパンを楽しみながら…。
利用している方の声を聞くと、普通の銀行より入りやすく、気軽に相談できると好評だそうです。銀行側の支店長の方などを含め、町の皆さんにどうやったら来てもらえるか、喜んでもらえるかを考えた結果、「憩いの場になるようなところもあれば楽しんでもらえるだろう」ということで、パン屋にアプローチをして入ってもらったといいます。

日比キャスター:
私は、銀行と歯医者には定期的に早めに行くということを自分に言い聞かせています。通帳の記帳など、うっかり忘れてしまうので…。でも銀行に行くと、生活の見直しのチャンスにもなるのかなと思います。
産婦人科医 宋美玄さん:
確かにそうですね。私はほったらかしなので、記帳がたまってしまうなど、税理士に怒られることがあります。
山内キャスター:
私は会社の中で一つ経理を担当していて、この間記帳したところ、利子が多くついていました。利率が上がっていて、いつも8円程度だったのが100円ぐらい入っていたので、少し嬉しかったです。
日比キャスター:
たまに銀行に行って、相談するのもいいかもしれません。
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<プロフィール>
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信