うるま市の伊計島で5年に1度行われる豊年祭に向けて、旗頭の装飾を草木で染める作業が行われました。

勝連半島の北東およそ10キロに位置するうるま市の伊計島では、五穀豊穣などを願って5年に1度豊年祭が行われていて、今年も11月に開催が予定されています。

2019年開催の豊年祭 写真提供:伊計自治会

このほど、祭りで使われる旗頭の装飾を新しく作り直すことになり、先月、リュウゼツランの繊維から作った束を島のフクギなどで染める作業が行われました。

参加者たちは染料の中に束を入れて色をつけ、水洗いして1つずつ丁寧に仕上げていました。

黄色や朱色など色とりどりに染め上がり今後、旗頭の先端に装飾として取り付けられることになっています。

約250年の歴史を持つとされる伊計島の豊年祭は、来月23日から25日までの3日間島をあげて盛大に行われます。(29日 中部通信員 高瀬弘行)