災害から命を守るために必要な知識を学ぶ出前授業がきょう、天童市の小学校で行われました。

災害時に活用される土木業界の知識にも触れ、児童たちは防災意識を高めたようです。

きょう、天童市立南部小学校の4年生89名が参加したのは、近年激甚化する自然災害から命を守るための知識を学ぶ出前授業です。

授業は、自然災害に対応する土木業界について知ってもらいながら防災意識を高めてもらおうと、日本技術士会が7年前から行っているものです。

児童たちは模型や映像を使って自然災害が起こる仕組みや、集中豪雨や津波が発生した際に取るべき行動について学んでいきます。

中でも、子どもたちの注目を集めたのが。

藤井響樹アナウンサー「災害現場で被害状況を安全かつ迅速に調べることが出来るドローンなんですが、子どもたちがシミュレータを使って技術の凄さを体験しています」

工事現場では、測量や施工管理としての役割を担うドローンが、災害現場でも大活躍しています。

日本技術士会 山形県支部 石井知征 技術士「道路が寸断されてるとか橋が落ちたとかそれによって集落が行き来が出来なくなることもありうる。災害があったとすればまず災害の全容を知ることが大事」

人が立ち入ることが出来ない危険な場所の映像も撮影できるドローン。

こどもたちの反応は。

児童「色んな操作が出来て楽しかった(Qドローンでどういった被害が出ているのかを調べられることを知っていたか?)知らなかった」

ドローンの操作など初めての体験を通して、防災の知識を学ぶ良い機会になったようでした。

児童「地滑りはあんな風に滑っていくんだと思った」

児童「まず、人より率先して自分が逃げること(を学んだ)」