福田さん
「使ってないですね」
記者
「使ってないかぁ…」
どうやらこの巣にはいなかったようです。
その後、他にも多くの巣を発見しましたが、どれも時間が経っているものばかり。
結局この日は、カヤネズミの姿をとらえることはできませんでした。

しあわせ動物写真家 福田幸広さん
「まず巣を探すのに宝探しゲームみたいな。あの球体の巣を、こんなちっちゃなネズミが1匹で作るかと思うと、すごい面白い」
年間300日以上を国内外のフィールドで過ごす福田さんが初めて日南町を訪れたのは、16年ほど前のこと。
オオサンショウウオの撮影をしていた福田さんの目の前に突然現れたのが、カヤネズミでした。
しあわせ動物写真家 福田幸広さん
「途中でなんか丸いのあるなと思ったらカヤネズミで。こんなところにいるんだって思ったのが最初。それから猛烈に面白くて」