日本は『文化観光』が得意だけど『自然観光』は苦手…
では、混雑していない地方にも外国人観光客を分散させるためにはどうすればいいのか?『文化観光』と『自然観光』という2つの観光の柱のうち、星野代表は「自然観光に力を入れるべき」だと話します。
「実は日本には34の国立公園があり、世界自然遺産が5か所ありますが、まだまだ実は世界に知られていません。日本は文化観光が得意なわりに自然観光は苦手なんですよね。自然観光が得意な国はカナダやスイス。自然観光が強くなるともっと地方に分散し、京都や大阪のオーバーツーリズム問題にも相当な効き目があるんじゃないかと思います」
自然観光の課題は「現地での受け入れ方」だといいます。自然遺産の「保護」と「活用」を両立させるためには、現地に専門の人材が不可欠。また、観光客に楽しんでもらうためには良いガイドも必要であるため、自然観光を強化するには人材育成も重要なポイントだと話しました。
そのうえで、今注目のスポットがあるといいます。それは、スノースポーツが楽しめる鳥取県の『大山』。今、“日本は雪がすばらしい”と世界から注目されていて、北海道・長野・東北などを訪れるスキー客が急増しているということです。そうした中、西日本エリアの大山も少しずつ注目されてきているようです。
「安全に雪山を楽しむにはガイドと装備が必要なんです。そういうものが現地で充実していることが自然観光を強くしていくためには大事。」
一方、ゲートウェイ(日本に入ってくる場所)として東京や大阪も維持可能で、周辺の自然観光を強くしていくことで、地方と都市部のお互いにプラスになる可能性があるといいます。














