ホテル代「高すぎ!」どうすれば?
次に、値上がりする観光について。まずホテル料金が高騰している理由は、インバウンドによるホテル需要の高まりや物価高もありますが、大きい要因は「人手不足」で人件費が上昇したことだそうです。
星野代表は、「観光業界で働く人の年収は他産業に比べて低い。観光を日本の一流産業にするには観光に従事する人の年収を上げていかないといけない」と指摘します。
実際にデータで見てみると、全産業における非正規雇用は37%ですが、宿泊業は56%(総務省統計局「労働力調査」2023年)で、賃金は全産業の平均より低くなっています。離職率は全産業で15%に対して、宿泊業・飲食サービス業は27%と高い傾向であることがわかります(厚生労働省「雇用動向調査」2023年)。
こうした人材不足の改善策についても、『休みの分散』が正社員を増やすことにつながるといいます。
![]()
「インバウンドは5兆円程度の消費額ですが、日本人の国内観光は20兆円と非常に大きいんです。だから日本人の休み方を変えることはすごく重要。今は365日のうち100日しか儲からず265日は赤字です。休みの分散で、年間稼げるようになるため、給与が上がり、宿泊代や飲食費は下がると思います」
今、ゴールデンウィークは宿泊費がとても高く、その次の週はとても低くなっています。これを平準化させれば旅行者にとっても、3泊しかできなかった人が4泊できるように、いろんな場所に旅行できるようになり、『休みの分散』はさまざまな問題を解決する決め手になると星野代表は話します。
さらに、いままでは政治が動かない状況でしたが、議論できる環境になってきていて、今こそチャンスだといいます。














