山形県三川町で90歳の女性が殺害されたことが発覚してから1週間がたちました。
依然として犯人の行方はわかっていません。
女性には殴られたとみられる複数の傷があったことがわかりました。
一方で家の中には激しく荒らされた様子はなく現場では警察の捜査が続けられています。
吉田航 記者「現場の住宅は現在もビニールシートで覆われ、捜査が続けられています」

この事件は先月22日午前、三川町横山の住宅で、90歳の阿部祥子(しょうこ)さんが意識のない状態で発見されたものです。

司法解剖の結果、死因は多発外傷だとわかり、警察は阿部さんは殺害されたとして、捜査本部を設置し捜査を進めています。
関係者によりますと、阿部さんが殺害されたのは21日の昼頃から22日の午前の間とみられることがわかりました。

こちらは阿部さんの家の間取りです。

安部さんは一人暮らしで、22日の午前中に長男が家を訪れたところ、寝室で、布団の上に倒れている安部さんを発見したということです。
関係者によりますと阿部さんの遺体には殴られるなどした多数の傷跡があったということです。
一方で、家の中に激しく荒らされた形跡がなかったことも分かりました。
また、玄関横の窓ガラスが割られていて、警察では、この窓がある1階から犯人が侵入した可能性もあると見て捜査を進めています。
近所の人「何が目的なのか分からない。犯人早く捕まってほしい。危険だから、自分も何されるか分からない」

殺人事件と断定されてから1週間。
警察は阿部さんが殺害された理由なども捜査し犯人の行方を追っています。