行方不明8年…父の苦悩
今年も情報提供を求める一心で9月26日にチラシを配布した父親に心境を聞きました。
―― 行方不明から8年が経ち率直な気持ちは
「もし情報提供があればと思って毎年大分に来ています。チラシ配りが最後になればという思いですが、なかなかそうはいかない」
―― 情報提供が減っていますが?
「仕方がないと思うところもありますけど、私でも1週間前のことを聞かれたらわからないでしょう。それが8年も経つと、もっとわからないと思います。親としては何かあればと願っています。娘のためにしてやれることはないので、情報提供を求めるチラシ配りはしようと思って毎年来ています」
―― 今回の新しい写真の提供にはどういった経緯や思いが?
「これまでの写真は外出用の顔になっているので、行方不明になった時の状態に近い写真の方が良いと考え提供しました。写真を変えたら手掛かりになる情報が寄せられればという思いだけです。早く見つけて結果がどうあれ私たちも、もう若くないので早くわかればという気持ちです」

「一番良いのは生きている姿を見たいと思いますが、8年も経っているので良いことばっかり考えることは難しい。良いにしろ悪いにしろ、結果を知りたいというのが私たちの本音です」