自宅周辺で位置情報途絶える
大分市横尾に住み、当時24歳だった五條堀さんは2016年9月25日午後11時半頃、自宅アパートに遊びに来ていた友人が帰宅したあと、消息がわからなくなりました。
26日午前1時過ぎまで複数の友人とLINEでやり取りしていたことがわかっています。その5時間後の午前6時前後を最後に、携帯電話の位置情報が自宅周辺で途絶えました。

五條堀さんが行方不明になった当時、友人は「しっかりした家族だったので、一日一回は連絡を取り合っていると聞いていました。職場にも連絡しないで休むというのは信じられない。本当にまじめな子だから」と話しています。
五條堀さんは一人暮らしで、部屋の中を荒らされた形跡はなく、ドアにも鍵がかかっていました。
バスやタクシー、JRや飛行機など公共交通機関を利用した形跡がなく、キャッシュカードやクレジットカードの使用も確認されていません。
警察は何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて、知人や友人らおよそ300人から話を聴くとともに公開捜査を行い、五條堀さんのバッグやスマホの写真を公開しました。
また、アパート近くの田んぼや側溝、池の水を抜いて所持品の捜索などにあたりましたが、手掛かりになるものは見つかっていません。
