宮古島市来間島の伝統行事「ヤーマス御願」が先月27日から2日間にわたって行われ、住民たちが島の発展や子孫繁栄を祈願しました。
来間島のヤーマス御願は子孫繁栄や無病息災、五穀豊穣を願って旧暦の8月または9月の甲午(きのえうま)の日に行われるもので、島を繁栄させたと伝えられる、スムリャー、ウプヤー、ヤーマスヤーの3兄弟の家元を中心に祭事が行われます。
このうち二男のウプヤーでは初日の朝から門中の人たちが集まり、神歌(かみうた)を歌いながら御神酒を回し飲んで島の繁栄を願いました。
続いてこの一年に島の内外で生まれた子どもを紹介する「マスムイ」の儀礼が行われ、ウプヤーでは4人の赤ちゃんが生まれたことが紹介されました。

それぞれの家元では新たに一門に加わった赤ちゃんを祝福しながら健やかな成長を願いました。