石破新体制 人事の狙いは

藤森祥平キャスター:
10月1日の臨時国会で正式に石破さんが総理大臣に指名され、そして新内閣が発足します。このような顔ぶれになるのではないかとみられている中で、組閣人事について総務大臣に起用される見通しの村上誠一郎さん。村上さんは2022年に、安倍元総理について「国賊」と発言したとされていて、党の役職停止1年の処分を受けていました。入閣させた石破さんの狙いはどこにありますか?
星浩さん:
村上さんはアベノミクスに対する批判を含め、今の自民党の国会議員の中でおそらく最も安倍さんに対する批判を強くしてきた人ですので、村上さんの起用は「脱安倍路線」をはっきりさせるという政治的な意思の表れだと思います。
それに対してはおそらく菅副総裁も森山幹事長もOKということですので、これは意思をはっきりしたという一方で、高市さんたちの反発は必至ですので、これは党内対立の目になる可能性はありますね。
藤森祥平キャスター:
この安倍派といえば、今度は党役員人事を見ていきますと、例えば選挙対策委員長になった小泉進次郎さん。これは、いわゆる多くの安倍派議員が所属していた裏金疑惑議員、次の選挙で公認するかどうか、厳しい措置を取るために彼を置いたのか、どう見れば良いですか?
星浩さん:
これは9日に解散が予定されますので、そこまでにいわゆる裏金議員の公認・非公認を決めなくてはならないわけですね。おそらく、全て公認するというわけにはいきませんので、何人か非公認にする、基準は何かということを、この間にかなり早いスピードで決めなくてはいけませんから、まさに進次郎さんにとっては最初のハードルになってくると思います。
藤森祥平キャスター:
どこまで厳しく対応するのか、できるのか。
キニマンス塚本ニキさん:
一般の国民のほとんどが、直接総裁を決めたわけではないので、やはりその温度としては生ぬるさをどうしても感じてしまいますが、総選挙までの1か月間、立場や言葉を変えないように、見張っていかなきゃいけないなと感じます。
小川彩佳キャスター:
総選挙はあっという間にやってきますからね。














