■魔術師協会の「牛尾 ひでき」を名乗る男


女の知人の33歳の男。この男が問われているのは死体遺棄教唆と傷害の罪だ。

死体遺棄教唆は今回、女が問われている死体遺棄について教唆したというもの。

そしてもう一つは、この女に対する傷害の罪だ。



遺棄された赤ちゃんは女の子だったが、知人の男とは親子の関係にはなかった。

男は魔術師協会の「牛尾 ひでき」を名乗り、同じ住宅でこの女と生活していた。

■「牛尾」の元を訪ねた女

女は大学院卒業後、派遣として働いていたが、犯行当時は無職だった。独身で前科前歴はない。

弁護側によると女は19歳の時、心療内科へ通うようになった。32歳の時に自閉症スペクトラム、統合失調症などと診断され入院したが、入院生活が辛く1か月半で退院した。



その時女は絶望感から強く思ったことがある―過去に帰りたい―その方法をインターネットで探していた時、魔術師協会の「牛尾 ひでき」を名乗る今回の男と出会った。