パリオリンピックのレスリングで金メダルに輝いた元木咲良選手が、三川町のレスリング教室を訪れました。

子どもたちにとって夢のような時間となったようです。



(金メダルを触らせる)「ひとり一秒だぞ!時間ないぞ!」

「厚みが合って重みもすごかったです」

Qご利益ありそう?「ご利益あります」「顔にぬっときました」

パリ五輪 金メダリスト 元木咲良 選手「先月パリオリンピックの女子62キログラム級で優勝することができました、元木咲良です」



パリオリンピックで金メダルに輝いた、オリンピアン元木咲良選手が訪れたのは、三川町のレスリング教室です。

シドニーオリンピック出場 元木康年さん「ここに連れてくるのが本当に夢でした」



父親は酒田市出身で、シドニーオリンピックに出場した元木康年さん。以前からここ三川町のレスリング教室で技術指導を行なっていたことから、今回の交流会が実現しました。



金メダリスト 元木咲良 選手「かかとをキャッチしたらストッパーになるように肘をマットにつけます。膝の内側に左耳を当ててこっちに返す」



金メダル獲得につながった右足首を狙うタックル「ローシングル」です。

実は元木選手、高校生まではあまり結果を出すことができなかったそうです。転機となったのが大学2年生の時の右ひざの大けが。リハビリをかねてからだの使い方を学んだことが今に繋がりました。



金メダリスト 元木咲良 選手「30パターンぐらい右足に入るパターンをもっていて、それぐらいパターンを広げていける。何が言いたいかというと、勝ち方はひとつじゃない」



元木親子の胸を借りて、子どもたちも、いざスパーリングです。

武田陽愛莉さんは、国体選手にも選ばれている実力者ですが…。

「まったく歯が立たないです」

「ためになるし、色んな技が覚えられてうれしい」

(元木父投げられる)「うおー、なんかうまくなったな」


練習後の質問コーナーでは、金メダリストを育てた父の子育て論にも注目が集まりました。

(元木親子)「何か出来たら褒めてあげるのが1番かな」「あんまり褒められたことないです。(強いて言うなら)夢が叶ったと言ってもらった」



今回の金メダルで弾みをつけ、目標は世界選手権の全制覇と語る元木選手。

そしてもうひとつ、目標があります。

金メダリスト 元木咲良 選手「オリンピックが終わったので、まずは楽しんでレスリングがしたいなと思います」



元木親子のレスリングを楽しむ気持ちは会場にも広がり、多くの笑顔で溢れていました。