会社の顧客情報を利用して女性に卑わいな内容が書かれたハガキを送り脅迫したとして天童市の男が逮捕された事件で、男が、別の女性にも同様の犯行を行ったとして再逮捕されました。
被害者は20人以上に上るとみられています。
脅迫の疑いで再逮捕されたのは東北電力ネットワークに勤める斎藤良弘(さいとう よしひろ)容疑者(54)です。

警察によりますと斎藤容疑者は、今月上旬、会社の顧客情報を悪用して村山地方に住む30代女性に対し卑わいな内容が書かれたはがきを送り自身と性的関係をもつよう脅迫した疑いがもたれています。
斎藤容疑者は、容疑を認めています。

斎藤容疑者は、村山地方に住む20代女性に対し同様の犯行を行ったとして今月逮捕され、きょう起訴されていて、捜査関係者によりますと動機について「相手が性的な内容を読むのを想像すると興奮する」などと供述していました。

また、斎藤容疑者の勤務する東北電力ネットワークによりますと斎藤容疑者は個人情報を扱う部署の管理職で、東北6県と新潟県の契約者の個人情報を見ることができる立場でした。

今回の犯行ではハガキは天童市内のポストから送られていて、場所は斎藤容疑者の通勤する道沿いだったということです。
また、同じ女性に複数枚のハガキが送られていました。
斎藤容疑者はハガキについて「他にも送った」と余罪をほのめかす供述をしていて、警察では被害者は県の内外で20人以上にのぼるとみて調べを進めています。
