総裁選の勝敗を分けた自民党議員の「バランス感覚」
政治ジャーナリスト 後藤謙次氏
「高市さんだけは阻止をしたいと。ある種のバランス感覚が働いた」
“高市総理”を阻止したい、自民党議員のバランス感覚とは・・・

政治ジャーナリスト 後藤謙次氏
「(高市氏は)唯一安倍さんが後継者として認めた人。ただ、今回は旧統一教会の問題、裏金問題、いずれも震源地は安倍派。つまり安倍派と一体化した政権になると選挙に勝てない。党内野党を貫いてきた石破さん。そこが石破政権を生んだ大きな原動力」
若い頃から「党内野党」とも呼ばれる存在感を示してきた石破氏。

石破茂 衆院議員(1993年)
「私ども、こういう手段に出ざるを得なかった」
この時は、宮沢総理の自宅まで押しかけ、選挙制度改革について直談判。
麻生内閣では、閣僚でありながら麻生氏に退陣を迫った因縁も。
2018年 現職の安倍氏と争った総裁選では・・・

石破茂 元幹事長(2018年)
「私は正直で公正、そして謙虚で丁寧、そういう政治を作りたい」
森友・加計問題で追及されていた安倍氏との違いを鮮明に打ち出しますが、自民党内では「後ろから弓を引く」などと批判の的に。
“非主流派”へと追いやられてきましたが、今回、自民党に“刷新感”が求められる中で担ぎあげられた形です。

石破茂 元幹事長(8月)
「カネのための政治などもってのほか。政治家は本当に国民のための政治をしているのか。そういう不信は今なお消えていない」














