官僚ベースでは「10月27日投開票」 石破新総裁の判断は

南波キャスター:
9月27日に自民党の総裁選が行われましたが、今後、10月1日には臨時国会が召集されます。

予算委員会、解散・総選挙に繋がっていくとみられます。11月にはアメリカ大統領選、2025年1月には通常国会があり、夏には参議院選挙も予定されています。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
10月1日に臨時国会があって、4日に「所信表明演説」があります。

7日から代表質問があって、それを終えて解散・総選挙に踏み切るのか。予算委員会で与野党のディベートをやるのかどうかは、石破新総裁の最終的な判断だと思います。

ただ、年末の予算編成や選挙日程などを考えると、財務省や総務省などの官僚の人たちは「早くやってくれ。早く決めてくれ」と言っているところです。それを新総裁がどういう政治的リーダーシップでさばくかです。このままいくと早期解散・早期投開票、10月27日投開票を官僚ベースでは提案しているので、そこをどう判断するかですね。

日比キャスター:
「予算委員会なし」となれば、どのような戦いになっていくでしょうか。

立憲民主党 辻元清美 代表代行:
それは許されないことだと思います。特に石破さんは「防災省の創設」と言っています。能登半島が苦しんでるわけで、いつも予備費で来ていますが、これは邪道です。しっかりと災害対策、補正予算を組むべきだと思います。

石破さんは「顔だけ変えて逃げ切ろう」というようなことはしないと私は信じております。(党首が)石破さんと野田さんなので、将来の日本をどうしたいのか、本格的な本当の政治改革ができるのかということを落ち着いて議論することは、今の日本にとって大事なことだと思います。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
久しぶりに、自民党も野党第一党も論客が出てきました。あまりムードに流される議論ではなく、政策の中身を中心にがっちりと議論する場面を、国民も見たい、選挙の判断材料にしたいと思っているのではないでしょうか。

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<プロフィール>
辻元清美さん
立憲民主党代表代行 民主党政権で国交副大臣
1996年~衆院議員(7期) 2022年~参院議員

星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年

岩田夏弥
TBS報道局 政治部長 元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当