27日投開票が行われた自民党の総裁選挙の結果、石破茂元幹事長が新しい総裁に選ばれました。
岩手県内の党員・党友による投票でも石破氏が最多得票となりました。
8月不出馬を表明した岸田総裁の後任を決める総裁選は27日、東京の党本部で行われました。
立候補したのは過去最多となる9人で、午後1時からの投票ではいずれも過半数に届かず、1位の高市早苗経済安全保障担当大臣と2位の石破茂元幹事長による決選投票となりました。
その結果石破氏が215票、高市氏が194票となり石破氏が新総裁に選出されました。
岩手県内の自民党国会議員2人の投票先です。
1回目は鈴木俊一氏が上川陽子氏、藤原崇氏が小林鷹之氏にそれぞれ投票しました。
27日は県内の党員・党友およそ8000人を対象とした投票の開票作業が午前10時から盛岡市で行われました。
有効投票5222票のうち、石破氏が1811票でトップ、高市氏が1182票、小泉氏が1022票などと続きました。
投票率は過去最多だった3年前の前回並みの64.8%となりました。石破氏は10月1日召集の臨時国会で、岸田総理の後継となる第102代総理に指名されます。
(記者リポート)
「事実上の次の総理大臣となる新総裁誕生を受けて、県民の反応を聞きました」(岩手県民は)
「誰がなっても同じような印象でした。でも1回は石破さんにやってみてほしいなって」「ただ現状維持ではなくて、今より日本が良い方向に変わってくれることを願っています」
年内の解散総選挙が行われるとの情報が飛び交う中、政局へ向けて与野党の動きが活発化しそうです。