モバロカは能登半島の2か所に設置されていて、このうち、輪島市の三井町にある民間の復興支援拠点では9月26日、水道が止まり、近くの用水路の水をモバロカで処理して泥の洗浄などに使っているということです。

山梨大学大学院2年生 木村龍生さん:
「(現地で)『水が一番大事だよ』という話をたくさん聞く。水害でやられたけど生活には水が必要ってちょっと皮肉だが、そこで自分たちの活動が生きてくると思う」

モバロカ1セットで1日約5000L処理でき、約25人の1日に使う水の量をまかなえます。

研究チームは9月26日飲料用、洗濯用など複数か所に分配できるようポンプの発送作業に追われていました。



山梨大学 国際流域環境研究センター 西田継教授:
「何とか少しでも役に立てばいいというその一点」