今年の夏も厳しい暑さとなりましたが、ようやく暑さが和らぎ、今週は秋らしい気温となった日もありました。季節の進みを感じられるようになった中で、今月24日に気象庁は寒候期予報を発表しました。まだ少し先ではありますが、今年の冬はどんな冬となるのでしょうか。

平均気温は、東日本と西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期があり、平年よりも気温が低くなる可能性がやや高いですが、全国的にほぼ平年並みとなる見込みです。

降水量は東日本・西日本の太平洋側で平年より少なく、北海道と東日本・西日本の日本海側で平年よりも多くなる予想です。北日本から西日本の日本海側では雪の量も多くなるでしょう。冬型の気圧配置が強まることが主な要因です。

夏は猛暑となりましたが、なぜ冬は暖冬や少雪とならず、むしろ平年並みに寒く、雪が多くなるのでしょうか。カギを握るのは日本のはるか南、太平洋西部の赤道域の海面水温です。