来年4月デビューの訓練生が“起こりうるイレギュラー”に対応できるか!?
瞬時に危険を予測する力が求められる管制官。そこで実施されているのがシミュレーターを使った訓練です。
(訓練生)「CAB2501,expect departure afetr 2arrivals.(CAB2501便、2機が着陸した後に出発予定です。)」
この日、参加したのは来年4月の管制官デビューを目指す訓練生。シミュレーターに映し出された航空機の位置を確認しながら、パイロット役の教官と無線でやり取りをしていきます。
(訓練生)「CAB1732 to 関西タワー、runway 06 right continue approach, we have depearture before you.(CAB1732便、関西タワーです。滑走路06ライトに進入を続けてください。あなたの着陸前に出発機がいます。)」
(パイロット役)「CAB1732 to runway 06 right , continue approach.(CAB1732便、滑走路06ライトに進入を続けます。)」
管制官は常に複数のパイロットとやり取りしているため、指示した内容をパイロットが復唱することで正しく伝わっているかどうかを確認します。すると、ここでパイロット役の教官が実際に起こりうるイレギュラーな状況を試します。
(訓練生)「CAB1710, runway 06 right, clear to land, wind 030 at 5.(CAB1710便、滑走路06ライト、着陸支障ありません。風向030風速5ノット。)」
(パイロット役)「CAB1702 ,runway 06 right, clear to land.(CAB1702便、滑走路06ライト、着陸支障なし。)」
(教官)「着陸許可のリードバック(復唱)、1702便から返ってきていました」
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着陸許可を出したのは1710便でしたが、返事をしたのは1702便。誤りに気づきませんでした。
(訓練生)「ちゃんとパイロットからの復唱を聞けているようで聞けていなかった」
(大阪航空局関西空港事務所・朝比皓美訓練教官)「指示は正しいけど、復唱が違うとか、違う人から返ってきているというのは現場でもあることかなと思うので、『自分の指示が正しい』『パイロットの復唱が正しい』『行動がその通りになっている』っていう3点セットの耳と目を育てていただけたらと思います」
来年からの増便を想定し、関西空港の現場で働くすべての管制官が便数を増やしたシミュレーター訓練を受ける予定です。
(朝比皓美訓練教官)「(発着枠増は)大きく運用が変わるところなので、シミュレーターの訓練をして準備して、心配がない状態で来年からの現場に臨めるように努めていきたいと思っています」
大盛況で30周年を迎えた関西空港。快適で安全な空の旅は、多くの人たちに支えられています。















