多様化が進むへべすの加工食品
定番の果汁やドリンクにとどまらず、多様化が進むへべすの加工食品。
オリーブ以外にも、へべすの皮を粉末にして茶葉とブレンドした「へべす緑茶」やサプリメントなど斬新な商品が生まれています。


(まちの駅とみたか物産館 砂原勇紀さん)
「必須アミノ酸が9種類のうち8種類がへべす実は含まれいて、それを100%とろうというサプリメントですね」
日向市では、12年前に、産学官が協力してへべすの消費拡大を目指す「プロジェクト会議」が発足。
情報発信やイベント開催などに取り組んでいて、そうした中、商品開発の機運が、高まっているということです。


40年前から開発を手掛ける菓子店も
プロジェクト会議が発足する前から、へべす商品を積極的に扱っているお店もあります。
創業90年以上の老舗「お菓子のマエダ」。こちらでは、およそ40年も前からへべすを使った商品を開発しているんです。

(お菓子のマエダ 前田芳広社長)
「お土産になる商品これをちょっと考えようということで作り始めたのが、このへべすを使った商品です」
へべすを使った「へべゼリー」です。試食させてもらいました。
(古田AN)
「すっごくいい香りがします。暑いという時に食べたくなるような爽やかなゼリーですね」

老舗菓子店社長の一押しは新商品
現在、ゼリーやクッキーなど、8種類を販売していますが、中でも、前田社長の一押しは、今年発売したばかりの商品。
この形、見覚えありませんか・・・そう、日向市と言えば「ひょっとこ」!
特産のへべすとコラボして見た目も楽しい「へべすひょっとこ万十」です。


(古田AN)
「果皮がはいっていることによって、あんことすごく合います。甘味と酸味ちょどいいバランスになってます」
(お菓子のマエダ 前田芳広社長)
「このへべすは本当に香りもいいので、お菓子を通して全国的にしってもらいたいですね」
発祥の地で、進化するへべすの商品。そこには、地元の人たちの熱い思いが込められています。
※MRTテレビ「Check!」9月6日(火)放送分から