避難してきたウクライナの人たち同士が交流できるようにと、広島・福山市でブドウの収穫体験などのイベントが開かれました。
福山市にある「山野峡大田ワイナリー」です。

ブドウ園を訪れたのは、ウクライナから福山市に避難している9人のほか、一緒に暮らす家族などです。最盛期を迎えるブドウの収穫を体験をしました。
アナスタシア・クラブチュクさん
「すごいおもしろい。だけど暑いのと少し腰が痛い」

福山市では、現在、ウクライナからの避難民11人を受け入れ、サポートしています。ほとんどの人が、福山に来て半年が経とうとしています。

これからもしばらく滞在することを見すえて、避難民同士が交流できるようにと、今回、福山市などが企画しました。

アンナ・セメネンコさん
「(ブドウの収穫は)日本では初めてだけど、ウクライナの家にブドウの木はいっぱいあったから」

ビクトリア・カトリッチさん
「ははは、どうぞ」
絶えずブドウをほおばるのは、福山で1歳を迎えたソフィアちゃん。

収穫したブドウを使ったワインは、来年6月ごろにできあがり、参加したウクライナの人たちにプレゼントされるということです。
ダリア・ベスペチャリニフさん
「きょうは楽しかった。日本に避難してきた人たちと初めて集まって、自分の言葉でたくさん話ができて感動した」

アナスタシア・クラブチュクさん
「みんなと絶対仲良くなれる。毎日は無理でも週1回とかご飯行ったり遊んだりしたい」
昼食は古民家で、地元の人たちが用意したカレーが、振る舞われました。

昔ながらの道具を使ったカキ氷作りも体験。福山市は、今後も交流の機会を作りたいとしています。