ホワイト企業でもやりがい不足 「ゆるブラック企業」とは

藤森祥平キャスター:
今「どういう環境で働くか」がポイントという声もありました。一般的に働きやすい環境と言われているホワイト企業に勤めている社員560人を対象に行ったアンケートをご紹介します。

【“ホワイトすぎても不満”?(出典:株式会社キュービック「ミライトーチ」)

「今の会社では自分の成長を感じない」と答えた人は15.3%

理由:
1位「給料が上がらないから」
2位「誰でもできる業務と感じるから」
3位「ルーティンが多いから」

つまりホワイト企業に勤めているけれども、任される仕事が簡単すぎると不満を持っている人がいるそうです。労働環境は整っているけれども、やりがいや自分が成長する実感が湧かない企業を今「ゆるブラック企業」と表現しているそうです。

また、自分の会社を「ブラック企業ほどじゃないけど、隠れブラック企業かな」と思っていた「かっぱ子さん」。『220人の会社に5年いて160人辞めた話』と題して、ウェブ漫画をつづっています。

かっぱ子さんの『220人の会社に5年いて160人辞めた話』より

新入社員時代。
「帰れない…」「いや…ちがう…帰れる…仕事はない」

17時30分定時だよ。

そう…仕事が無い。だから仕事が終わってないから帰り辛い…!!!!

つまり何かと言うと…

先輩から、仕事は自分でさがして。と言われている。
できる仕事なんてそんなに無い。
だから正直1日資料整理とか電話取りで終わる…

なんかこう…「仕事終わったー♡」みたいな気分にならない!!

「アッ…お先に失礼します…」ざいあくかんがなんかスゴイ!!

仕事がまだはじまっていない…役に立っていない…=それなのに早く帰ってもいいのかしら…になる。(わかる人いるかな…)

(株)日本総研主席研究員 藻谷浩介さん:
私もそういう時期もありましたけれども、今考えればもっと早く帰ってエンジョイしておくべきだったと思いますね。

小川彩佳キャスター:
自分の新人時代のことを考えると、こういった時間も通過儀礼なのかなと思って受けとめて乗り越えていたような気がするんですけど、今は違う。向き合い方が変わってきているんですかね。