「人生を終わらせられる」と語る一方で、証拠を隠滅

裁判では、男が証拠隠滅を図っていたことが明らかになりました。
検察によりますと、ある女子学生が浴場でカメラを見つけ、男の元にやって来たといいます。男は「後で警備員に渡そう」とカメラを預かりました。しかし、その後、捨てていたことが、捜査で判明しました。
弁護側:カメラか何かを投げ捨てて、証拠隠滅を図ったのではなかったか?
男:図りました
弁護側:(バレても良いのなら)する必要はあった?
男:なかったと思う。実際は、その場でパニックになってバレたくないと思ってしまった。衝動的に捨てた。しかし、それ以上の証拠は捨てなかった。
検察側は「協会が主催の研修中の犯行で、指導者の立場を悪用した極めて悪質な犯行」として、懲役2年を求刑しました。
一方、弁護側は「犯行を認め、反省し、社会的制裁を受けている」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。