創業50年の出水田鮮魚。地元の病院や学校などへの卸売がメインでしたが、県外企業の参入や冷凍技術の発達などで店の売り上げは年々減少していました。

こちらは日本人1人当たりの1年間の魚介類の消費量の推移です。2001年度の40.2キロをピークに2021年度は23.2キロまで減り、ほぼ半減しています。

魚離れを食い止めるため客に直接、魚の魅力を伝えようとそれまでの業者への卸売に加え、鹿屋市で小売店を開始。ネット販売や加工品の開発も進めました。

しかし、思うように売り上げは伸びなかったといいます。

(出水田一生さん)「商談会行って販路を考えたけど、実績もないし最初は苦労した」