覚せい剤を所持または使用した疑いで、富山市に住む50歳の男と49歳の女が逮捕されました。女は男の参考人として警察署内で取り調べを受けたところ、自らナイロン袋を提出したということです。

覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも富山市婦中町持田の会社員の50歳の男と49歳の女です。

男は8月下旬ごろから9月12日までの間に、富山県内またはその周辺で、覚せい剤を使用した疑いがもたれています。

警察によりますと9月12日、男の家族が「家族が覚せい剤を使用した」と110番通報したということです。

警察官が現場に駆け付けたところ、男が覚せい剤の使用を認めたことから緊急逮捕に至りました。

調べに対し、男は「間違いない」と容疑を認めているということです。警察は男が車のなかで覚せい剤を使用したものとみて調べをを進めています。

またこの日、男と知人関係にある49歳の女が、男の参考人として富山南警察署で取り調べを受けたところ、所持品の中からナイロン製の小袋を提出したことから、現行犯逮捕されました。

女は覚せい剤0.16グラムを所持していて、使用した形跡は見受けられなかったということです。

調べに対し、女は「覚せい剤を持っていたことは間違いない」とする一方「自分のものではない」と強調しているということです。

警察は2人の余罪や入手ルートについて、調べを進めています。