アメリカ海軍も進路予想開始 欧米ともに北東へ進んで関東接近も
アメリカ海軍(JTWC)

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。

25日朝の時点で、気象庁が日本の南で解析している熱帯低気圧について進路予想を発表しています。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
日本の南の熱帯低気圧は、しばらく同じような場所に位置したあとの進路予想は、北東方向に進むデータが多くなっています。そこまで発達させる予想にはなっていません。

またマリアナ諸島付近にある低気圧についても91Wとしてアンサンブル予報の結果を公開しています。
【画像で確認】関東接近のおそれも 30日(月)までの雨・風シミュレーション
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

ヨーロッパ中期予報センターの予報では、現在と同じ海域にしばらく位置したあとに北東方向へと進んで、東日本のすぐ南の海上へと進む予想となっています。

ヨーロッパのモデルでも熱帯低気圧はそこまで発達する予想にはなっていません。アメリカ・ヨーロッパの予想データともにごく一部が台風の基準までギリギリ達するかどうかのため、気象庁の予想でも一時的に台風になるもののすぐに熱帯低気圧になる予想となっています。