石川県の能登半島で豪雨による大規模な土砂災害が発生しています。

山梨県内で降水量が多い峡南地域を対象に、大雨による土砂災害への対応を学ぶワークショップが富士川町で行われました。

豪雨災害 石川県 9月

石川県の能登半島では記録的な豪雨で各地で土砂崩れが発生し、これまでに7人が死亡し、56の集落が孤立状態となっています。

こうした中、24日は年間の降水量が県内で最も多い南部町をはじめとした峡南地域5つの町を対象に土砂災害の対応を学ぶワークショップが開かれました。

参加者:
「富士川から離れた所がイメージ的に孤立するかな」

県と甲府地方気象台が開いたもので、それぞれの町の防災担当者らは南部町をモデルにした架空の町に台風が接近し、大雨による土砂災害発生の恐れがあるという想定で防災対策を練りました。

参加者は気象台の専門家の助言を受けながら気象情報やハザードマップを確認し、避難情報の発令や避難所開設の準備に取り組みました。

そしてまとめた対策を報告し、対応が適切だったか確認しました。

防災担当者役:
「19時に自主避難所として臨時避難所を開設したい」
町長役:
「防災無線は全町に流すのか。対象地区だけなのか」
防災担当者役:
「まずはこの3カ所」

南部町 建設課 木内一翔さん:
「情報共有の大切さを知ることができたのですごくいい機会になった」

県峡南地域県民センター福本康之次長:
「大切な命を守るための避難指示などを行政が的確に進めていかなければならない。(ワークショップによる)相乗効果が出ればと願っている」

参加した団体は今回の成果を防災対策の強化やスピードアップに役立てたいとしています。