大分市内にある「つるさき食品」は、1日最大1万個の給食パンを提供しています。全国的に給食パンの製造は『前日焼き』『当日配送』が主流ですが、「つるさき食品」では、毎日、当日にパンを焼いて配送しています。

つるさき食品 足立洋三社長:
「大分県では当日焼き、当日配送が主流です。しかし、遠方の地域に学校給食を届けるのは難しく、提供できない地域が出ているのが現状です」
「つるさき食品」では、毎日午前1時から生地作りを始め、午前8時には配送を開始します。しかし、職人の高齢化が進み、技術の継承や人材確保に苦慮しています。

つるさき食品 足立洋三社長:
「人口減少や物価高騰で、10年後、15年後に担い手をどのように考えるか。関係各所と協議を詰めていくのが喫緊の課題です」