東京電力・柏崎刈羽原子力発電所で保管されている『使用済み核燃料』の搬出が24日午後から始まりました。青森県むつ市の中間貯蔵施設「リサイクル燃料備蓄センター」に向け専用船で運ばれるとみられます。

今回搬出されるのは、柏崎刈羽原発の敷地内で保管されている使用済み核燃料69体で、使用済み核燃料が敷地外の国内施設で中間貯蔵されるのは初めてとなります。

原発近くの海岸では、搬出に反対する市民団体が抗議の声を上げました。

東電と政府が再稼働を目指す柏崎刈羽原発では、6号機と7号機で使用済み核燃料の貯蔵率が90%を超えていますが、

柏崎市の桜井雅浩市長は再稼働を認める条件の一つとして、その貯蔵率をおおむね80%以下にすることを求めています。