“公害の原点”ともなった熊本県の水俣病患者が新潟市を訪れ、水俣病を学ぶ大学生らと意見交換しました。

熊本県水俣市の坂本しのぶさん(68歳)は、母親の胎盤を通して胎児に起こる有機水銀中毒=「胎児性水俣病」と認定され、全国で講演活動を続けています。

【坂本しのぶさん】
Q 被害を受けた人は、ちゃんと認めてほしい?「うん」

初めての新潟で、坂本さんは水俣病について学ぶ大学生らと交流しました。

【会社員(20代)】
「私たちがどういうふうに水俣病を伝えていったらいいか」

【坂本しのぶさん】
「ちゃんと見てほしい。本当のことを知ってほしいな」

意見交換にあわせ、会場では水俣市のカメラマン・豊田有希さんが坂本さんの日常をおさめた写真展も開催されています。